「カゴメ凛々子でトマトソースを作る」
ジュース用トマト、「カゴメ凛々子」を使ってトマトソースを作ってみました。
12、3個で1000ml位のソースが出来ました。
「7/26夏野菜収穫8」
カゴメ凛々子、サン・マルツァーノなど収穫
藤井宗哲・川口宗清尼「池波正太郎の江戸料理を創る」焼き茄子のお汁
焼き茄子のお汁
夕暮れも近くなり、お幸は台所へ入って、夕餉の支度にかかった。
「お幸。今日の惣菜は何だね?」
「あの、先程、組屋敷へ出入りの魚やが、活のよい鯵を持ってまいりましたので、塩焼
にいたしまして。。。あの、爺やは煮魚が好きですから煮つけにいたします」
「ほう、それはよいな」
「あとは、お豆腐。それ、その水桶に冷やしてあります」
こういってお幸が、大福餅のような白く肥えた躰へ精いっぱいの科をつくり、
「それにあの、焼茄子のお汁でございます」
「そうか、うまそうだな。うまそうだな。」
「あれ、旦那さま。。。」
「む?」
「何やら、空が。。。」
いつの間にか、夏の夕暮れの明るさが、急に陰ってきはじめた。
このとき稲妻が、疾り、ついで雷鳴がとどろいた。
P46・47 (『鬼平犯科帳』ー「俄か雨」より)
藤井宗哲・川口宗清尼「池波正太郎の江戸料理を創る」1999年4月22日
マガジンハウス刊